ふと、思い出す。
「ふと」から思い出され、懐古するパターンは、夜一人で作業をしている時が多いようである。
朝や昼、過ごしている時間や場所、シチュエーションによって「ふと…」へ繋がっていく内容とニュアンスやタッチが変わるようである。
この時間は自分に対し、最も優しく、最も厳しい、内在するあらゆる人格が輪になって対話をしているような時間である。
勿論テーマは自分自身が語り始め、内在する人格がそれぞれの立場から話をしている。
厳しい顔をした自分、朗らかな顔をした自分、無表情の自分、にやにやした自分、などなど、彼らの真ん中に座らされ、あーだ、こーだと話しているようである。
当然批判されたり否定されたり叱られることもあるが、慰めてくれたり励ましてくれたり、楽しんでくれたりする奴もいて、更にその空間を眺めていると少々面白い光景である。
どのような方向に転がっていくのか、結局のところ真ん中に立たされている奴に決定権があるようで、よくわからないが納得したような表情で立ち上がり、現実の世界に戻ってきた時に終わるようである。
お土産屋さんといったら？？というテーマで、各々のイメージが語られた。
ペナントがあって…刀のキーホルダーやら龍を刺繡した巻物があって…十手ってあったよねえ？？
あった！あった！…あれを描いてみたいと思っているんだよねえ…描けばいいじゃない…いつもの方法で？？…素材的に普通に描いてもなあ…確かに…新しい方法で描いてみたら？？
-それがいい！（一同）-
ということで、3dモデリングソフトでモデリングすることにしてみた。
描く、というよりは造形であったので、上手く出来なくて少々戸惑い手こずった。
機能を理解すれば、もっと短時間で、細かな表現が出来ると思うが、これがなかなか難しい。
でも、少しだけ慣れてくると楽しくて、出来そうなところからモデリングして遊んでみた。
これもいけそう、ということで、過去に描いたcoffee timeのイラストをモデリングしてみた。
この調子で作った架空のドーナツ屋さんや八百屋さんのモデリングにも挑戦してみようと思う。
なかなか時間が取れないのだけどねー…
今日の作業用BGM
METAFIVE – 環境と心理 –
