「眠りの中に救いはない」
作業しながら聞こえてきた歌詞の一文。
それが頭の中で鳴り響く。
そこから、これははじまった。
ただ日常に佇むだけだった坊太が、
一歩、踏み出すことを選ぶ。
その一歩は、静かで、重かった。
部屋の扉。並行する世界。光と闇。
自分が選んだ方向が、誰かの世界を陰らせてしまうかもしれない――
映像は語る。言葉ではなく、動きと構図、余白と空気で。
ゆるいイラストの奥に、倫理と選択の構造を仕込みながら、
坊太は静かに語り続けます。
ショートアニメ 月と太陽 坊太と扉
眠っていた。
救いはなかった。
だから僕は、
一歩、踏み出した。
扉は重かった。
それは、
僕の選択だった。
でも、
世界は交差していた。
僕が選んだ光の影に、
誰かの夜が潜んでいたのかもしれない。
その構造に
心を引かれながらも、
僕は理解した。
選択とは、
すべてを抱えることではなく、
抱えられないものを知ることだと。
だから僕は、
迷いを連れたまま、
光の地に足を置いた。












