友達の家族に描いたイラストレーション。
先日長い闘病の末、32歳という若さで命を落としてしまった。
闘病中、ずっと病院で家族と過ごすことができなかったようだ。
こちらもかなり遠方で、すぐにお見舞いにいける距離ではなかった。
体調の波も激しく、家族とゆっくりと過ごすこともほとんど出来なかった、という話を聞いていたので、そこにいなくても、せめて、心の中で、ゆったりと楽しく過ごしている時間、そんないつもの幸せな時間をイメージできるようなイラストを描いた。
一枚の写真を見せてもらった。
それは、幸せそうな写真だった。
それを僕なりにアレンジして絵にした。
額にいれて、いつでも見れるように。
プレゼント後、とても喜んでくれ、希望を持ってくれたようだ。
僕としても嬉しかった。
絵に込めた思いとメッセージ
こんなメッセージを込めた。
”
悲しみには希望を
喜びには祝福を
迷いには勇気を
きみのこころに咲く花が
誰かのなかで光に変わる
時には木蓮
時には向日葵
寂しさには愛を
”
この詩は「美しい日本語帖 道行めぐ著」の序盤に出てくる、僕の好きな詩である。
まさに、このとき、この詩がぴったりだった。