amazon kindle 漫画「月と太陽 坊太とバスケ」
バスケ
いつぶりになるかもう分からない。
ボールってこんなに重たかったっけな??
ゴールに向かってシュート。
ポストにかすることもなく、感覚が体が抜けてらあ。
こいくらいかなって、もう一度シュート。
ポストに「があん」と跳ね返る。
そのまま自分の手元に返ってくる。
良い感じの跳ね返りだ。
もう一度。
そういや、何一つ上手くできたことなんてないやな。
イメージや理想だけはいっちょ前。
頑張ってたつもりなだけだった。
跳ね返ってきても跳ね返ってきても、こうやって、納得いくまで打つべきだった。
まだ手にボールは返ってくるからな。
まだ投げられるからな。