彼らの見ている者とは…
漫画「天 仁王編」
突然に頭上に浮かび上がる走馬灯の中には、時に私をはずかしめるものが多々ある。
その映像は鮮明に、目を逸らしたとて、追従し、しっかりと目に焼き付けろと言わんばかりだ。
お前の歩んできた道…これを見てお前はどう思う??
そう問うてきているようだ。
何が言いたいのか、何を問いたいのか、ならば、代わりに答えようではないか、全て間違いだ。
そして、あの時々と同じように、今、この瞬間でさえも、道を踏み外し進んでいくのだろうさ、そう言いたいのだろう。
まったくもって、その通りだ、同意する。
ただ、踏み外した道を見るから言えることなのだ。
見えるものも、見えないものも、それは自分にとって正しいかどうかは分からない。
何度も何度も同じようなことをやるのは、寧ろ、それが我が人生における目的とする。
何代にも渡って受け継がれた流れといえよう。
それが間違いならば、すべて洗い流そう。
血が赴くままに、その旅路の中で洗い流そうではないか。