閃いたり、思いついたりしてみたりするけれど、それ自体は明るいことで、楽しくなることだけれど、じゃあ、やってみようとなると、地獄へようこそ、よろしく、はじめは鼻歌交じりで機嫌よく歩ってみたりしているけれど、だんだん様子が可笑しいことに気付いた頃にはもう時すでに遅し、行くも地獄、戻るも地獄。
止めてしまうことはできることはできるけども、消化不良をしてずーっとつっかえとなって違和感に苛まれる。
進むにしても過酷になることは目に見えているから億劫にもなる。
いずれにしても切れるカードはそれしかなく、それだけにしてしまう性格は厄介者でより道を苛烈にする。
そしてその先に何があり、何を見せてくれるのか。
世俗が言う幸福は決して得られない。
自己が得られる達成感のみであり、この景色は決して変わることはない。
しかし、自身が映し出す景色は幾ばくか晴れやかなものを見せてくれるだろう。
それが幸福なのかもしれない。