長い一年の時間の道のりを。
道なき道を。
まっすぐ歩ける道かと思いきや、がたがたじぐざぐしたり、あまりにもしんどいから、近道を探して見つけて潜ってみるも、探している時間を含めると近道になっていないことに気付く。
それでも短い方が良いや、と探しながら歩く。
歩いた軌跡がふと目に入ったとき、あまりにもじぐざぐ、がたがた、していて、それは遠回りになっていることを思ったら、自分の性格がわかりやすく出ていて、くすっと笑みがこぼれる。
冒険とはそうでなくては、と、平坦ではない道で見つけた小さな宝を手に握りしめ、また歩く活力がわいてくる。
鳥がさえずり大きな空で羽ばたき、らんらんとご機嫌に咲く花たち、心地よい風は自然を優しい空気にし、大きな自然に見守られながら歩こう。
石につまづき、転んで傷を負っても、優しかった自然のご機嫌が悪くなって、雨や落雷におわれても、君も怒ることや悲しくなることだってあるよね、と分かってやることを、そうしてもらったからこそ、まだ歩いていれれるのだと。
足が痛くなって、上手く進むことができなければ、足が癒えるまでそこで休めばいい。
そうはいっても、眉間にしわを寄せながら、苛立ちながら進むのでしょう。
厄介なものです。
晴れていく空のように、なかったかのように、活き活きとした表情で軽快に歩いている。
目に映る美しい光景はなにもかもを取り払ってくれるように。
それを得るために生きているわけではないが、そんなとき、もたらせてくれるもの、というのは、日々の歩みの積み重ねなのでしょう。
この理不尽に満ち溢れた、苦しみや悲しみの多い現実の中を、歩いていくことができるのは、そんな中を先に淡々と歩いている同志たちの大きな背中が見えてくるからでしょう。
どうしようもない時に、予期せず肩を貸してくれるからしょう。
必要ない、と素直になれずに肩を貸りて心の中で、あまりの安心と、悔しさや情けなささ、不甲斐なささに涙を堪えそうになることを。
もっと強くなろうと。
そうした中で新しい日がゆっくり昇っていく光景を。
眩しい光に照らされて目をぐっとつむって。
また新しい一歩を踏み出さねばなるまい。
新年あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になり誠にありがとうございました。
お仕事を通じ、様々な方のお支えによって、昨年も歩み続けることができました。
本年もどうぞボウズデザインをよろしくお願い申し上げます。
今年も楽しみながら、デザインや創作をしていきいと思います。
その他の創作
イラストレーション「あけましておめでとうございます。」とお餅クラフト
イラストレーション「2018 Happy New Year!」
粘土細工「鳥」
今日の作業用BGM
Haruka Nakamura / Here