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イラストレーション「手向け 花のイラスト」

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突然に花や植物を思い描きはじめたのは、今思うと、手向ける、心の準備をはじめていたのかもしれない。
奇跡、というのは非常に起こりにくいもので、邪心の欠片さえもなく、曇りない純粋無垢な祈り、それを軸とした奔走しても、好転どころか、周囲にいる人物にとってか、僕にとってか、良い方向に転ぶことが難しいことが、かつての経験から学んでいたことだった。
ただ指をくわえてぼーっと突っ立っているのは違うとは思うが、どうにもならないことはいくら抗ってもどうにもならないのだ。

終わりが見えてくるのは、なんとも寂しいものだ。
かつてそんな場面に遭遇することなどまだ先であろうから、頭の片隅の片隅に、もっと隅の方に置いていたもの、そんなことを考えることもない姿を見てきた身として、変わり果てていく姿を見るのは少々辛いものがある。
自分が年を重ねていくと同時に、そういった場面に出会うシーンも増えてくる。
新しい生命の誕生と、別れの丁度真ん中あたりに位置するのだろう。
それ故か、慣れ、というのか、大きく動揺するようなことは無くなったように思う。

確かに無、だ。
寝息をあげることもなく、話しかけても応えてくれそうな様子がない。
無、だ。
不思議なものでよく見た姿であるが、中に入っていたなにかが抜けたように思う。
機能が停止した、もしくは魂のようなものが本当に存在するのやもな、と思う。

様々な人々に花が手向けられていく瞬間、瞬間は美しかった。
幸せだったか、そうでなかったかは本人でないと分からない。
一輪、一輪添えられ、花で彩られていく姿は美しかった。
その瞬間、現実世界ではない、真っ白な世界にある草花が生い茂る草原にいるような感覚になった。

目を閉じると視界がだんだん黒くなっていくように。
真っ黒になったところで、ここでの物語は終わりである。
さて、どこへいくのだろうか。
しかし、人々の中では生き続けているようである。

 

今日の作業用BGM

花は咲く / 花は咲くプロジェクト

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