一日で最も何かを食べたくなる時間というのは真夜中で、きまってがっつりしたものを欲するのはなぜだろうか。
朝昼晩は別に食べなくても平気。
集中して何かをやってれば、空腹は忘れてしまうし、我に返ったころには、腹が減っていたことを思い出すが、そんなに食べたいとは思えず、やり過ごす。
真夜中とはそうもいかず、ちょいとした五感の刺激だけで、料理の音や映像や香りまでも感じるようになる。
昼夜抜いているわけだから敏感になっているのだろう。
そんなことを忘れて、別に必要ではない食べ物の絵を描いていた。
アイデアなしに絵具で走らせた形が何かに見えたのだろう。
それが面白くて気付けば食べ物ばかりではないか。
所謂「飯テロ」というやつを自分でくらわす拷問。
当然、腹は怒りに満ちた音で僕を叱責するわけだ。
仕方がないやな。
背中にくっつきそうな時に食べる簡素な飯ほど上手いものはない。
体に染み渡るのを感じる。
ありがたいことだ、と感じるばかりである。
お弁当のイラスト
裁縫で食べ物あれこれ
今日の作業用BGM