日が落ちるのが遅くなったり、速くなったり、辺りの気温が温かくなったり、寒くなったり、それに伴い、景色は装いを変え、幾度も巡る四季の新しい季節の訪れを、眠りから覚めた生き物たちが太陽や月の光を体いっぱいに浴びて個々が持つ音を鳴らす。
この旋律は季節の風物詩、幾度目かの新しい季節の中を、季節の恵みを、時に季節の厳しさを、しかし幾度もくぐった経験で手慣れたもので、ごく自然に歩む。
季節による気持ちの高揚や焦燥、不穏は季節の間に吹く風が遠く彼方へさらって、遠く彼方の誰かの肩にとまる。
これは四季の巡りと同じで、自然の理のようなもの。
kinleにてお読みいただけます。
絵本 旧 迷いの森