bow's Design(ボウズデザイン)

紙粘土クラフト 宇宙人

紙粘土クラフト「宇宙人…失敗」

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宇宙人 イラストレーション

粘土で形作る前に、完成イメージを頭に入れておこう、とイラストを描いた。

イラストレーション「仮説」

仮説

「仮説」というタイトルで過去に描いた宇宙人。
宇宙人の正体とは…!?そんなことを思考しながら描いていたわけだが、自分というのは凡人も凡人だな、と痛感した瞬間だった。
すでに誰しもが立てていた仮説であり、しかもそれについて擦り倒されているような仮説。
と、脱線したが、「仮説」で描いた宇宙人のイメージの方が理想的なのだが、首元をしっかり描いていないので、立体に起こす際、難儀しそうだったのでやめておいた。

紙粘土クラフト 宇宙人

さあ、紙粘土を取り出して大まかに形作りはじめたところ、思いのほかスムースに良い感じに仕上がった。
後で彫刻刀を使用して細部を仕上げることを想定はしていたが、そこまで手を加えなくても問題ないところまで仕上げることができた。

紙粘土クラフト 宇宙人

体の凹凸感も良い感じに浮き出て、気分が良かった。
理想な体型はもっと華奢な体型。
力を抑えながら、時間をかけて、慎重に体を削っていった。
削れてシルエットが細くなっていくにつれて、理想に近づく。
良い感じである。
そろそろやめておかないと崩れるぞー…と頭の中で囁かれる。
「わかっている。」と静かに返答し、理想に近づけるために、ゆっくりゆっくりと彫刻刀を入れて削っていく。

「!?」

片方の手がもげてしまう。。。
慎重にやっていたつもりだが、かなり集中していたため、力が入ってしまったのだろう。
僕は集中して作業をしていたから見えてはいなかったが、指先に神経を張り巡らせ、過集中していたため、E.Tのように指先が光っていたのではないだろうか。
片手がもげた瞬間に集中力が一気に切れた。
僕にも見えていなかった指先に集まった光も、その瞬間に消えたのだろう。。。
そしてどっと疲れた。
知っている人は知っているだろうが、オペ室にて解剖されている宇宙人の古いフィルムのワンシーンのように、片手がもげた宇宙人が目の前で横たわっている。
修復が大変なことが横たわる宇宙人を見てすぐに分かった。
非常に怠い状況にぼーっとしていた。

紙粘土クラフト 宇宙人

いつまでもぼーっとしていても仕方がないので、修正作業に着手しはじめる。
指先が光るほどの集中力はもう既にない。
もげた手を再生させるため紙粘土を継ぎ足し、体と手に大きく紙粘土を覆わせ接続。
理想に近い形に仕上がったシルエットは修復作業をするたびに損なわれていく。
はあ、とため息をついたところ、左足がもげてしまう。
もう怒りが込み上げくる。
なにって

「俺は一体何をやっているのだ。」

仕事せーよ、という話である。
しかしここまできて辞めるにはいかないのだ、とムキになっている。
こういうときに出てくる性格が、無意味な修行のような徒歩の旅をはじめるトリガーになる。
旅人でも、スポーツでも、目的があるわけではないのに、ここまでそこそこ歩く人は少ないのではないだろうか。
そこから紆余曲折(他の箇所がもげる、同じ箇所がもげる、などが幾度かあった。その度に「俺は一体何をやっているのだ。」と心の中で叫びながら)を経て、完成に至ったわけだが。。。

紙粘土クラフト 宇宙人

腕や足が取ってつけたようにあ仕上がりました。
「もげる」前までは手も足も良い感じに仕上がっていたのだ。。。
紙粘土での細かな表現は少々難しいようだ。
細いものや、細かなものは紙粘土の性質上向かないように感じた。
造形用の粘土が何種かあるようなので、理想的な形に仕上げることができる粘土を調べないといけない。
現在樹脂粘土を使って宇宙人を作っている。
これはこれで性質が違っていて、慣れていないためかやりにくい。
完成したらまたアップする予定だが、まあ、
「俺は何をやっているのだ。」

オリジナルキャラクター「G-O」

G-O オリジナルキャラクターデザイン

こっちも仕上げないとなのだ。。。

樹脂粘土で再挑戦も…

樹脂粘土クラフト「宇宙人…第二号…失敗」

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